ヘアカラーの頭皮への影響はないって事!?
少し前の記事⇩
上記の記事内で「頭皮のアルカリ・過酸化水素水除去は必要ない」って書いたら
記事を読んで勘違いしてる方がいたので追記しときますが
頭皮への影響がないわけではありません!
こんにちは!
JR南岩国駅すぐ近くの美容院・プレイスの藤原です
植物(葉っぱ)で染める自然派ヘアカラー(ヘナ)
低アルカリ・弱酸性の縮毛矯正(ストレートパーマ)
髪の傷みを最小限に抑え美髪を提供する事を日々全力で頑張ってます!
特にクセ毛・40代以降の方はお任せください!
普段の営業でのお客様へのご説明が足りてない部分などをここに綴ってます
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頭皮(皮膚)はアルカリの物に触れても
比較的すぐに弱酸性に戻るけど髪の毛はバッファー剤でPHを戻してあげないと戻れない
頭皮に付いた過酸化水素水は洗い流せば落ちるし
仮に体内に取り込まれたとしてもカタラーゼで除去する事が出来るが
髪の毛にはカタラーゼがないのでカタラーゼを付けて除去をしてあげないといけない
って書いただけで カラー剤の頭皮への影響が無いとは書いていません。
そもそもヘアカラー(アルカリカラー)にかぶれる方が一定数いますが
ほとんどの場合原因はジアミンと呼ばれる化学染料に対するアレルギー反応です
頭皮に塗ったものにアレルギー反応を起こすという事は
肌に浸透しているって事でしょ?
かぶれと言えば漆を思い浮かべる人も多いと思うけど
手袋をして漆を触ってもかぶれないでしょ?
漆の中のウルシオールって成分が皮膚に浸透してアレルギー反応を起こすのが
漆のかぶれです
ちなみにウルシオールの分子量は 約318
ここで思い出してほしいのは以前説明した
500ダルトンルール
500ダルトンルールについては
⇩化粧水の説明で書いています(論文へのリンクも貼ってるので読んでみて下さい)
なので漆(分子量500以下)にかぶれてしまうんです
ちなみにヘアカラー(アルカリカラー)に使われている化学染料
パラフェニレンジアミン の分子量は 108
2剤の過酸化水素水の分子量は 34
アルカリ剤としてよく使われるアンモニアは 17 ・アンモニア水 35 ・炭酸アンモニウム 96
500どころか100以下の物がほとんどです
⇩この記事で説明したけど
ヒトの皮膚はバリア機能があるので簡単に浸透する事はない
しかし500ダルトン以下の小さな分子量の物は主なバリア機能を形成する角質層を通過する事が出来る
ステロイド剤が効くのは
リンデロンV軟膏 476.58
リドメックス軟膏 486.60
分子量が500ダルトン以下だから
プロトピック軟膏は分子量が822.03ダルトンなので
健常な皮膚は通過しないが、湿疹等で傷んだ皮膚は分子量が大きくても通過するので
プロトピック軟膏は皮膚の悪い部位にのみ吸収されて効果を発揮します
プロトピック軟膏は分子量が大きいので皮膚の良い部位からは吸収されない。
って感じで皮膚科医では有名なルールが
500ダルトンルール
過去にメーカーの営業マンが
「毛根は深いところにあるので影響ないんです」
って言ってたけど
毛根は真皮にあるのでそこまで深くありません
真皮は約2mmでコラーゲンが大半を占めています
ヘアカラー剤はその真皮に十分浸透する大きさです
もちろんアルカリカラーでなければできない事がたくさんので
否定もしませんしプレイスでもアルカリカラーはメニューとして普通に取り入れています
できるだけ頭皮への影響を少なくするには
根元ギリギリまで塗る方法もあります
⇩根元を空けて塗布する方法
色々な話や美容師にも考え方がありますが
メーカーが言ってた、どこかに書いてたって話を専門用語並べてそれっぽく書くのはずるいと思うので
ここではしっかりと論文やソースを出したうえで説明をしています。
後は自分で判断して下さい
リスクを避ける方法は色々あるので気になる方はお気軽にご相談ください♪
じゃあまた (´・ω・ )ノ
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