顔のたるみはヘアカラーが原因?活性酸素と老化の科学的メカニズム
10代の頃からヘアカラーを頻繁に繰り返し
30歳でヘアカラーにかぶれるようになった経験を持っているので
ヘアカラー(アルカリカラー)は基本的にお勧めしません
ここで言うアルカリカラーとは、白髪染め・おしゃれ染め・グレイカラー・ファッションカラーなどと呼ばれる
一般的なよくあるヘアカラーの事で、ヘナやヘアマニキュアは含まれません
お勧めしない理由は色々ありますが、今回は
「ヘアカラーと顔のたるみの関係性」について書いてみます。
信頼できる情報源へのリンクもあわせてご紹介しますので
是非最後までしっかりと読んでみて下さい。
こんにちは♪
南岩国駅すぐの美容室「プレイス」の藤原です。
カラーアレルギーの発症をきっかけに
植物で染める自然派ヘアカラー(ヘナ・インディゴ)に力を入れています。
特に40代以降の髪のお悩みに全力対応中!
普段の営業で伝えきれないことをこのブログに綴っています。
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活性酸素(かっせいさんそ)
活性酸素って一度は聞いたことあるでしょ?
簡単に説明すると、細胞の老化に繋がる物です(細胞を傷つけたり死滅させることで老化を促進させる)
その活性酸素を大きく分けると4種類、そのうちの一つが「過酸化水素(かさんかすいそ)」
その過酸化水素を2剤として使用するのがアルカリカラーです
ヘアカラーの1剤と2剤を混ぜ合わせる事で、過酸化水素の参観反応が起き染色される
なので、ヘアカラーをする=活性酸素を頭皮に塗りこんでいる状態
活性酸素が頭皮に与える影響
活性酸素は細胞を傷つけたり死滅させることで老化を促進させ
頭皮のハリや弾力の低下、白髪・薄毛の原因にもなります。
頭皮と顔は同じ皮一枚で繋がっているものなので
頭皮のたるみはその下にある顔へ下がり、結果顔のたるみとなってしまいます
”頭皮の1mmは顔の1cmのたるみに繋がる”って言葉もありますが、これに関してはエビデンスがありません
ですが、頭皮がたるめば重力によって下にある顔がたるむ事は容易に想像が付くと思います
東京警察病院 形成外科医の「澤田 彰史 氏」が「同窓会で”老け組”と”若い組”が発生する理由」として
”活性酸素と老け”について書かれています
活性酸素の影響でシミ、しわ、たるみができ、血管は老化し、がんにもなりやすい
抗酸化力の個人差が見た目の若さの格差となり、さらには寿命の格差にもなります。
つまり、健康とアンチエイジングと美容(見た目の美しさ)の3つは、すべて表裏一体というわけです。
一部抜粋
是非読んでみてください👇
【第105回健康教室】アンチエイジングとその格差とは – TJK 東京都情報サービス産業健康保険組合
活性酸素と顔のたるみの関係性
活性酸素は、免疫や代謝など体に必要な働きもありますが、過剰になると老化や細胞ダメージの原因となり
皮膚のたるみや老化の主要な原因の一つとされています。
主なメカニズムは以下の通り
・ コラーゲン・エラスチンの損傷
皮膚のハリや弾力を保つために不可欠なコラーゲンやエラスチンは、真皮層に存在する重要なタンパク質です
活性酸素はこれらのタンパク質を酸化させ、変性・分解を促進します
その結果、皮膚の弾力が失われ、たるみやシワの発生につながります
・ 繊維芽細胞へのダメージ
コラーゲンやエラスチンを生成する「繊維芽細胞」自体も活性酸素の攻撃を受けます
繊維芽細胞が傷つくと、新しいコラーゲンやエラスチンの産生能力が低下し、皮膚の再生力が衰えます
・過酸化脂質の生成
活性酸素は皮膚の脂質も酸化し、過酸化脂質を生成します。
過酸化脂質は細胞にダメージを与え、肌のバリア機能低下や老化を促進します。
多くの皮膚科学・美容医学の研究で、活性酸素がコラーゲンやエラスチンの分解を促進し、皮膚の弾力低下・たるみの原因となることが示されています
神戸大学医学部皮膚科学講座の元教授で皮膚老化研究の第一人者である市橋正光先生による論文
皮膚科の医師が活性酸素と皮膚の老化について書かれています
vol.41 活性酸素と肌の老化 | 札幌市中央区の皮膚科 宮の森スキンケア診療室
ドモホルンリンクルで有名な再春館製薬所にも活性酸素について書かれています
肌老化は酸化が原因? 活性酸素がお肌に与える影響と酸化の対処法|お役立ちコラム|基礎化粧品ドモホルンリンクル
大手メーカの資生堂
肌の酸化はシミ・シワ・たるみを加速させる!?皮ふ老化の研究員に聞く原因と対策|Beauty Journey(美容の情報)|資生堂
皮膚と筋膜のつながり
頭皮と顔の皮膚は一枚でつながっており、内部でも筋肉や筋膜が連続しています
頭皮がたるむと、そのたるみが下方向に波及し、額・目元・頬・フェイスラインなど顔全体の皮膚が下がる形で現れます。
活性酸素の影響で、頭皮のコラーゲンやエラスチンが減少・損傷し、ハリや弾力が低下し
頭皮が硬くなると、血行不良が進み、細胞の修復力や新陳代謝も低下。これにより、さらに老化が進行します
頭皮のたるみや硬化により、顔の筋肉を引き上げる力が弱まり、重力に逆らえなくなって顔のたるみやシワが進行し
頭皮の血行不良や乾燥は、顔の皮膚の新陳代謝や保湿力にも悪影響を及ぼし、老化症状を加速させます。
まとめ
ハーブカラー・○○カラーなど様々なネーミングのヘアカラーがありますが
どれも2剤に過酸化水素水を使用します
活性酸素(過酸化水素)を使用せずに髪の毛を染められるのは
ヘナとヘアマニキュアだけです
(カラートリートメントはホームケアとしてみているので今回は抜きです)
ヘアマニキュアも悪くないと思いますが
ダメージや色持ちなどを考えると、やはりヘナがお勧めです
染毛方法 | 過酸化水素水 | ダメージ | 色持ち | アレルギーリスク |
アルカリカラー | あり | 強い | 良い | 高い |
ヘアマニキュア | なし | 少ない | 悪い | 低い |
ヘナ | なし | なし | 良い | 極めて低い |
ヘアカラー(アルカリカラー)についての過去記事も読んでみて下さい
じゃあまた (´・ω・ )ノ
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