ヘアカラーと小脳障害の意外な関係。難聴・ふらつきの原因とは

 

 

昨年1月に書いた記事

「ヘアカラーがメニエール病や難聴の原因に!?」

 

公開から1年半ほど経つのに、いまだにPV(ページビュー=記事が読まれた回数)が伸び続けているんです!

それだけ、関心を持って読んでくださる方や、同じように悩んでいる方が多いということなのかもしれません。

 

最近も、こんなコメントをいただきました。

「私もメニエール病で、髪がすごく抜けて心配です」

 

実際にそう感じている人がいるという事実を前に、

もう少し分かりやすく、そして信ぴょう性も含めて

 

ヘアカラーと小脳障害・めまいの関係について、あらためて掘り下げて考えてみようと思います。

 

 


こんにちは♪

南岩国駅すぐの美容室「プレイス」の藤原です。

カラーアレルギーの発症をきっかけに

植物で染める自然派ヘアカラー(ヘナ・インディゴ)に力を入れています。

特に40代以降の髪のお悩みに全力対応中!

 

普段の営業で伝えきれないことをこのブログに綴っています。

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1.平衡障害とヘアカラーの関係を示すデータ

うちのお客様が以前メニエール病を発症して、医者から「今すぐ白髪染めをやめなさい」って言われたのをきっかけに、色々調べて書いたのが1年半前の記事です

第58回日本平衡神経科学会学術講演会の抄録によると、

平衡障害で受診した患者のうち、原因が有機溶剤と考えられるケースで、約6割が毛染め歴10年以上だったとのことです

これは、ヘアカラーに使われる染料や溶剤が、長期間の使用により体内に蓄積され、平衡機能に影響を及ぼす可能性を示唆しています。

(平衡障害とはめまいやふらつき等の症状が生じる障害)

 

 

第58回 日本平衡神経科学会学術講演会⇩

 

2.なぜヘアカラーの成分が体に影響を与えるのか

ここで重要なのは、ヘアカラーに使われる化学染料の性質です

 

ヘアカラー剤の化学染料として使われる「PPD(パラフェニレンジアミン)は、分子量がとても小さく(約100g/mol)

真皮に到達できる分子量500の5分の一という小ささなので皮膚から吸収されてしまう

 

これらは非常に脂に溶けやすい、いわゆる脂溶性という性質を持っているため、頭皮に付着すると、皮脂腺や毛穴から体内に吸収されやすいと考えられています

 

一度体に入ったこれらの物質は、肝臓や腎臓で分解されにくく、脂肪組織や脳など脂質の多い器官に蓄積しやすいという特徴があります

また、頭皮は他の部位に比べて血管が豊富で吸収率が高く、繰り返しの使用で徐々に体内に入る可能性が高まります。

 

 

本当に「皮膚から吸収される」なんてことあるの?って思った方もいるかもしれませんが…

実は、身近なところで皮膚から吸収される薬ってたくさんあるんです

 

 

たとえば

・禁煙治療に使われる ニコチンパッチ(経皮吸収薬)

・更年期などで使う ホルモン剤(エストロゲン)の貼り薬

・肩こりや腰痛に貼る 湿布薬(鎮痛消炎剤)

これらはすべて、「皮膚から成分が吸収されて、体内で効果を発揮する」仕組みです

 

 

つまり、「皮膚から体内に入る」というのは、医学的にもきちんと認められている事実なんです。

 

3.蓄積された成分が小脳や内耳に及ぼす影響

ヘアカラーの化学染料は長期間体内に残ると、小脳の神経細胞に障害を与え、平衡感覚の乱れやめまい、難聴などの症状を引き起こす恐れがあると言われています

このような神経系への影響が、ヘアカラーの長期使用者に特有の平衡障害やメニエール病の一因となる可能性があります。

 

 

小脳は脳の後ろ側、脳幹の上に位置する小さな部分ですが、体のバランスや動きの調整にとても重要な役割を果たしています

主な働きは以下の通りです。

・運動の調整
手足の動きや歩行など、体の動作がスムーズで正確に行えるように調整します。

・バランスの維持
立ったり歩いたりする際のバランスを保ち、転倒を防ぐ役割があります。

・姿勢の制御
体の姿勢を無意識のうちにコントロールし、安定させます。

 

小脳は内耳や脳幹と連携して体のバランスを保っているため、ここが障害されると、めまいや平衡感覚の異常が起こりやすくなります

また、内耳の機能が低下すると難聴が起きやすく、これらの症状はセットで現れることも多いんです。

 

 

 

4.日常生活で気をつけること、代替手段の紹介

すべての人に症状が出るわけではありませんが、もしヘアカラー後に体調不良を感じたら、一度カラーを控える

あるいは化学染料や化学物質を一切使用しないヘナに変えるのも一つの方法です

 

ちなみに、ヘアマニキュアもタール系染料と呼ばれる化学染料(アリニン色素)です

分子量は色によって変わりますが、小さい物だと300程度なので真皮まで到達できる小ささになります

 

 

まとめ

ヘアカラーに使われる化学染料や有機溶剤って、長く使い続けることで体の中に少しずつ溜まっていくと言われています

特に小脳や内耳のような“脂っぽい”部分にたまりやすくて、そこに影響が出ると、めまいやふらつき、難聴などの症状につながることもあると言われています

 

もちろん、すべての人に症状が出るわけじゃないけど、「なんか最近おかしいな」「カラーのあと調子悪いかも?」と思ったら、一度立ち止まってみてもいいかもしれません

 

実はうちの奥さんも、もう10年以上前から軽度目まい症を持っています

普段は元気なんですが、調子が悪い時は起き上がれなくなるほどで、見てるこっちも心配になることがあります

 

だからこそ、めまいのしんどさや不安な気持ちはよく分かります。

 

 

それともうひとつ。

顔に塗るなんて考えられないような物を頭皮には平気で塗っちゃったりしてませんか?

でも、よく考えてみてください。顔と頭皮って、一枚でつながった皮膚なんです

頭皮だからって特別に強いわけじゃないし、むしろ毛穴が多いぶん、吸収しやすかったりもします

 

 

だからこそ、「安心できるものを選ぶ」っていう意識がすごく大事です

 

「ちょっとでも安心して染めたい」

そう思う方には、化学染料や化学物質を含まない天然成分100%のヘナ一をお勧めします

 

 

 

できるだけ負担も不安もない方法でキレイになれるお手伝いができたらいいなと思ってます

お気軽にご相談ください♪

 

 

じゃあまた (´・ω・ )ノ


 

 

 

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