ヘナが悪いんじゃない。暗くした髪が明るくならない理由
先日、お電話でこんなお問い合わせがありました
・ヘナをしたら真っ黒になってしまった
・今は根元が数cm伸びて白髪が目立ってきた状態
・毛先を明るくしたいんだけど、毛先にヘナをすれば明るくなりますか？
真っ黒になるほどだったら、ケミカルヘナかもしれないし、
純粋なヘナだったとしても、インディゴたっぷりで暗くなった毛先を明るくすることは出来ません。
みたいな感じでお答えすると、
「ヘナなんて気軽にするんじゃなかった…」
と言われていました。
だけど、暗く染めた毛先が明るくならないのは
ヘナが悪いってわけじゃないんです！
こんにちは♪
南岩国駅すぐの美容室「プレイス」の藤原です。
自分自身がヘアカラーにアレルギーを発症したことをきっかけに
植物で染める自然派ヘアカラー（ヘナ・インディゴ）に力を入れています。
特に40代以降の髪のお悩みに全力対応中！
普段の営業で伝えきれないことをこのブログに綴っています。
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◆ヘナで真っ黒に！？
実際に見たわけじゃないので想像でしかないけど、
たった一度のヘナで真っ黒になるほど染まるってるってことは、
純粋なヘナやインディゴではないのかもしれません。
もしも純粋なヘナだったとしても、
黒く染まるってるってことは、必ずインディゴも使用しているはずです。
そうなると、染まった毛先を明るくすることはかなり難しいんです。
◆ヘナで明るくできる？
「毛先を明るくしたいんだけど、毛先にヘナをすれば明るくなりますか？」
この質問なんだけど、暗くなった毛先にヘナだけを重ねても明るくなることはありません。
ヘナには、脱色（ブリーチ）効果が全くないので、
黒髪を明るくすることはできません。
◆ヘアカラーでも同じ事
「ヘナなんて気軽にするんじゃなかった…」
とのことでしたが、誤解しないでほしい。
普通の白髪染めで暗く染めた場合でも同じことです。
一度真っ黒に染まった毛先に、明るい白髪染めで染め直したとしても、
色が重なってより、暗くなる場合がほとんどです。
ヘナだから明るくならないんじゃなくて、
アルカリカラー（白髪染め）でも同じなので、ヘナを嫌いにならないでください。
◆暗く染まった髪の毛を明るくするには？
解決策がないわけじゃありません！
ただし、時間が必要です。
毛先と極端に違う色で染めると根元の明るさが目立ってしまうので、
伸びてきた根元を徐々に明るくしていけば、時間はかかるけど明るくすることは可能です。
白髪量が少なければ、最終的にはヘナのみで
白髪量が多い場合は、インディゴも使用しつつ調整していきます。
◆まとめ
ヘナだから失敗した、
ヘナだから明るくならない——
そう思ってしまう方も多いけれど、そうじゃない。
暗くした髪が明るく戻らないのは、ヘナでも白髪染めでも同じです。
だからこそ、
これからどうしたいか、どんな色を目指したいか、自分にとって何が一番大切なのか、
最初の相談がとても重要です。
一言でヘナといっても、配合の方法や染め方でずいぶん違うし、
同じヘナでも、使う美容師さんの知識や技量によって染まりは変わってきます。
また、「ケミカルヘナ」と呼ばれる、化学染料を混ぜたヘナもたくさん出回っています。
通販で売っているヘナで染める前に、
ヘナに詳しい美容師さんに髪の毛の状態を見てもらい、
相談に乗ってもらうことをお勧めします。
お近くの方は、まずは一度髪の状態を見せてください。
あなたにとって一番いい方法を一緒に考えていきましょう。
じゃあまた (´・ω・)ﾉ
Hairmake Place 美容室プレイス
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