こだわりのメニュー紹介「植物染料・藍染編」
プレイス・こだわりのメニュー紹介
カット編・ヘアカラー(アルカリカラー)編に続き
今回は 植物染料 藍染編です
僕が植物染料に興味を持つきっかけになったのは、自分自身がヘアカラーにかぶるようになったから
職業柄もあって、10代の頃からヘアカラーを繰り返していたんだけど
30歳の頃いつもと同じヘアカラーで染めたのに、次の日に頭皮に痒みのような違和感を感じた
「肌の調子が悪かったのかな?」程度にしか考えず、特に気にせず次の月も同じように染めたんだけど
染める度に痒みが酷くなり、そのうち肌が炎症を起こすようになった
なんでだろう?
美容師という仕事をしているにもかかわらず、カラーかぶれについての知識は ほぼゼロだった
美容師なのに?って思うかもしれないけど、カラーかぶれ(ジアミンアレルギー)についてほとんど知識を持たない美容師は沢山いるんですよ
興味のない事は勉強してない美容師さん多いからね。
自分自身がかぶれるようになってから、かぶれについて勉強していくと
ハーブカラー・漢方のカラー・自然派ヘアカラー・なんて一見良さそうに聞こえる名前の付いたヘアカラーも、カラーかぶれ(ジアミンアレルギー)には何の意味も持たない事も知った
ヘアマニキュアって髪に良いイメージあるでしょ?
ヘアマニキュアだってタール系染料っていう科学染料なので、ヘアマニキュアでもアレルギーを起こす人は沢山います。
カラーかぶれとは
ジアミンと呼ばれる科学染料にアレルギー反応を起こしてしまう場合
アルカリ剤や2剤の過酸化水素水で炎症を起こしてしまう場合の2種類に分かれます
ジアミンもアルカリ剤も過酸化水素水も使わず髪の毛を染めようと思ったら
今現在で有効なヘアカラー剤は ヘナとインディゴ しかありません
ヘナ(ヘンナ)とはミソハギ科の指甲花の葉
インディゴ(ナンバンアイ)とはマメ科の植物の葉
ですが、世の中に出回っているヘナにはジアミンを混ぜたケミカルヘナと呼ばれる物がほとんど(一説には約90%がケミカルへナだとか)
また、ヘナを勘違いしている方も多いのも現実です
ヘナで白髪が染まると単純に考えている方が多いけど、ヘナだけで染めると白髪は綺麗なオレンジ色に染まります
こんな色の頭じゃ外歩けないでしょ? でも天然のヘナだけで染めた場合、白髪は絶対にオレンジ色に染まります
つまり、ヘナだけで染めたのに綺麗に黒く染まってる場合はケミカルヘナって事
ヘナは本当に良い物なんだけど、間違った知識や偽物の多さから 過去に当時の厚生省(現在の厚生労働省)や国民生活センターからストップがかかった事があるくらいです
なのでプレイスではあえてメニュー名にヘナとは入れていません
ヘナ単品で染める事ってあまりなくて、インディゴも使うことがほとんどだし
植物の力だけで染めるので、収穫時期とか気温・室温・湿度・体温等 様々な影響を受けます
なので同じ配合で染めても日によって染まり具合が変わったり、部位によって染まりあがりが違ったり不便なことも多いけど
それ以上にメリットの多いカラーです
水分と油分を保持する力もあるので、クセ毛や加齢毛のパサパサした感じが落ち着いたり
髪の毛を疎水性に振ってくれるので雨の日のクセ毛の広がりを抑えてくれて、傷んだ髪や加齢毛の毛髪内部の隙間の穴埋め効果もあるので、毛髪強化になり髪の艶も出ます
頭皮の余計な油分(過酸化脂質)も洗い流してくれるので、ヘッドスパ効果まであるんです!
●加齢毛やクセ毛でパサパサしたり髪の毛のうねりが気になる方
●髪の毛の傷みが気になる方
●髪にハリコシの欲しい方
●敏感肌
●髪にも身体にも良いもので染めたい方
●妊婦さん・アトピーの方
ここ数年、第二のヘナブームって言われるほどヘナが注目されてきています
個人輸入に毛が生えた程度の小さなヘナメーカーが沢山増えたけど、小さなメーカーには品質の安定は望めません。
なのでプレイスでは何社もの大手メーカーにヘナを卸す卸メーカーから仕入れています、大きなメーカーは沢山のヘナ農家さんと専売契約しているので常に品質が安定しています
個人輸入のようなヘナよりコストはかかりますが、安心感が違います
また、プレイスではヘナとインディゴに補色としてアカミノキとウコンを少しだけ混ぜる事で色味の調整をしています(ヘナとインディゴのみよりも多少色の染まりが安定します)
自分自身がカラーかぶれを発症した事で出会えたヘアカラーなんだけど
かぶれない人にも超絶おすすめしたいほど惚れ込んでいるヘアカラーです
染め続ける事でこんなに綺麗な髪の毛に!
ヘアカラーにかぶれるからって白髪のままでいるのも嫌でしょ?
そんな人には救世主ですよ。
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