パーマやヘアカラーでアルカリに傾いた髪の毛をクエン酸で弱酸性に戻す!?
パーマやヘアカラー後にクエン酸リンスをすると良い。とか
酢が髪の毛に良い。って話を信じてる人がいるけど
PHだけじゃなく酸度やアルカリ度も影響してくるので
クエン酸なんてパーマ後に付けても全く意味がないどころか
悪影響です!
こんにちは!
JR南岩国駅すぐ近くの美容院・プレイスの藤原です
植物(葉っぱ)で染める自然派ヘアカラー(ヘナ)
低アルカリ・弱酸性の縮毛矯正(ストレートパーマ)
髪の傷みを最小限に抑え美髪を提供する事を日々全力で頑張ってます!
特にクセ毛・40代以降の方はお任せください!
普段の営業でのお客様へのご説明が足りてない部分などをここに綴ってます
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PH(ペーハー)とは酸性やアルカリを示す数値
中性が7数字が小さいほど酸性 大きくなるほどアルカリ寄りになります
髪の毛はPH5前後 一般的なパーマ液は9前後 ヘアカラー剤の1剤は明るい色だとPH10程度になります
ですが、PHだけじゃなく酸度やアルカリ度も影響してきます
酸度やアルカリ度を分かりやすいように例えて説明すると
レモンジュースの味はPHが低いほど酸っぱいけど
酸度が高いほど果汁が多い。みたいな感じ
PH3のレモンジュースが2つあったとします
1つは酸度が5
もう1つは酸度1
同じ酸っぱさなんだけど
水で倍に薄めても酸度5のほうはまだまだ酸っぱい!
みたいな感じ(あくまでも例えですよ)
そこで目で見て分かるように
酸度やアルカリ度の実験をしてみました
まずは水道水のPHを測ると約7(6.99)の中性
ごく一般的なパーマ液を用意します
PHは9.47のアルカリ性です
PH7の水道水で薄めてもいうほどPHは下がりません
PHは単純に足し算引き算とはならない
クエン酸を溶かした酸リンスを用意します
多く溶かしすぎたのかPH1.58の強酸性!
PH・9.29のパーマ液とPH・1.58のクエン酸溶液を1:1で混ぜると
PH1.58の強酸性なのにPHは8.68にしか下がりません
クエン酸には酸度がほとんどないのでPHを下げる事が出来ません
プレイスで使用しているバッファー剤を測定するとPH5.12の弱酸性
クエン酸みたいにPHは低くありませんが
このバッファー剤とPH9.29のパーマ液を1:1で混ぜると5.96まで下がりました
髪の毛の等電点(1番安定するPH)は5前後なのでほぼ等電点まで下がっています
プレイスで使用しているバッファー剤はPHは5程度だけど酸度が高いので
弱酸性まで戻す力があるんです。
クエン酸リンスをしてもパーマやカラでアルカリに傾いた髪の毛のPHを戻すことは出来ないし
PHが低すぎて髪の毛が過収斂を起こしてしまい逆に髪の毛の中にアルカリ剤を閉じ込めてしまいます
なのでPHが低すぎず酸度の高い酸リンス(バッファー剤)が必要です。
クエン酸や酢では
アルカリに傾いた髪の毛のPHを戻すことは出来ません!
ってのを目で見て分かるように実験してみました。
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