プレイス・オープン物語 Ⅱ
の続きです。
とうとう オープンの日 平成19年11月26日 を迎えるんだけど
前の日はぐっすり眠れた(笑)
とうとうこの日が来たぜ! 意気揚々と家を出る
店の鍵を開け、電気をつけて、音楽をかけて、入り口を開けてとうとう オープン!
17年間 何度も考えては諦めてを繰り返してきた
自分の店を持つ。って夢がとうとう叶った瞬間だった。
だけど「感動して涙が出そう」とかって感情は全く無かった
それよりも、何人もお客様が重なってしまったときのシュミレーションをひたすら頭の中でしていた
緊張して ただ突っ立ってお客様を待つ……
あれ? 電話も鳴らない……
「ま…まあ、月曜日にオープンしたんだから、そんなにお客さんも来る分けないよね…」(焦)
いろんな事が頭の中でぐるぐる回り
自問自答のような事を繰り返しているうちに時間だけが経っていく
夕方に お客さんが来た!
って思ったら、心配して様子を見に来てくれた材料屋さんだったりして
そして オープン当日は
来店客ゼロ 電話も一度も鳴らずに 一日が終わった…..
「う……..そ……..だ……..ろ……….」 (´д`;)
夢であって欲しいって本気で思った(笑)
「すぐ忙しくなるから!」「すぐに利益出せる自信がある!」
って自信満々に言ってただけに、かなり凹んだ
家に帰ったら 「どうだった?」 って聞かれるんだろうなぁ
なんて答えよう…..なんて考えながら家への帰り道の気が重いこと
家に着き、ドアを空けると
パーーーーン!(クラッカーの音)
「オープンおめでとう!」
義理の両親と姉がオープン祝いの準備をしていてくれたんだけど
あれほど気の重いお祝いは初めてだった(笑)
だけど、オープンしたんだからもうやるしかない!
気持ちを切り替えて二日目を迎える事に….
Ⅲに続く