弱酸性縮毛矯正ってどうなんですか?
髪の毛を傷めたくないので
弱酸性縮毛矯正をしてほしい
弱酸性縮毛矯正は髪の毛を傷めない!?
って思ってます?
こんにちは!
JR南岩国駅すぐ近くの美容院・プレイスの藤原です
植物(葉っぱ)で染める自然派ヘアカラー(ヘナ)
低アルカリ・弱酸性の縮毛矯正(ストレートパーマ)
髪の傷みを最小限に抑え美髪を提供する事を日々全力で頑張ってます!
特にクセ毛・40代以降の方はお任せください!
普段の営業でのお客様へのご説明が足りてない部分などをここに綴ってます
ご質問等がございましたらお気軽にお問い合わせください
お電話、LINE、コメント欄からでもOKです
℡0827-31-0057
一時期流行った 弱酸性縮毛矯正
もう10年前位だけど
僕自身が弱酸性矯正にはまりまくって
これでもかっていう位に人形にも人にもかけまくりました
当時はストリートメント(ストレート+トリートメントの造語)
なんてのも出てきたりしたけど最近は弱酸性縮毛矯正から
酸熱トリートメントに変わってきました
一般の方にはちょっと難しい話になるんだけど
一般的なパーマ液はアルカリじゃないと働きが悪くなる
だけど髪の毛は弱酸性なのでアルカリ性の薬剤を付ければ
髪の毛は膨潤・軟化する
(アルカリに傾く事で髪の毛がブワーっと膨らんで柔らかくなる)
髪の毛の傷みが酷いとアルカリに耐え切れず
テロテロになったりビリビリになったりする事もある
そんな時に弱酸性縮毛矯正だと
アルカリに傾かないので傷んだ髪の毛でもいける!
って思って10年前に色々やってみたけど
今はたまにしか使わなくなった
理由は色々ある
弱酸性縮毛矯正の薬剤は スピエラ と GMT の2種類が主
スピエラは本当に酸化しにくい
最低でも6%って高濃度の過酸化水素水を使わないといけないし
それでも酸化不足になってしまう
(そもそも6%以上の過酸化水素水は美容の薬剤として存在しない)
簡単に言うと
普通は1.5%程度の濃度で使う2剤を
6%って4倍もの高濃度で使う事が原因で傷みになる
1剤で切った結合を2剤で繋ぎ直すのを酸化って呼ぶんだけど
酸化不足ってのは2剤で繋ぎきれていない状態
髪の毛の中の結合が切れっぱなしで帰る事になる
その二つが原因で 時間の経過と共に髪の毛の傷みになるし クセが戻ってしまう
クセが戻ると毎回毛先までかける事になり結局
アルカリ矯正以上の傷みになる
しかも薬事法で決められていて スピエラのセット販売の2剤はブロム酸
ブロム酸は過酸化水素水以上に酸化不足になるので
普通に使い続けると髪の毛は そのうちとんでもない事になってしまいます
なのでスピエラって言う薬剤は今は
プレイスでは一切使用してません
もう一つの還元剤 GMTでも酸化させるには3%の過酸化水素水が必要なのですが
他の還元剤(チオグリセリン)とGMTを混ぜて中性程度で使えば
1.5%程度でも十分酸化してくれます
一時期は 弱酸性=髪に良い みたいなイメージを持つ人も多かったけど
良い面もあれば悪い面もあると思います
ほんと酸性の薬剤は嫌って言うほど使い込んできたから言えるけど
使い方次第です
傷んだ髪には弱酸性
傷めたくないなら弱酸性
みたいな考えだとそのうち大失敗が起きてしまいますよ
弱酸性を使うくらいなら中性程度の薬剤の方がデメリットが少ないし
綺麗になる場合も多い
そもそも弱酸性の薬剤しか使えないような状態だったら
綺麗にかける事は難しい事がほとんどです
8年前にやった実験だけど
左側の毛束がGMT 右がスピエラ 塗って10分放置
一度洗い流してデジパーをかける
どっちも綺麗にかかりました
2剤にはデジパー用の1.7%の過酸化水素水を超たっぷり2度付け
これを脱水してアイロンでまっすぐにします
6%の過酸化水素水でしっかり酸化させると
スピエラ(右側)の方はほぼ真っすぐになってしまう
パーマをかけ終わった状態でアイロンしたら取れちゃう
って事は酸化できていない(結合が切れっぱなし)って証明です
この話をすると空気酸化するって美容師さんがいそうだけど
空気酸化もしません
これもしっかりと検証済みです⇩
これでも弱酸性縮毛矯正(スピエラ)をしてみたいと思いますか?
誤解のないようにもう一回言うけど
弱酸性縮毛矯正は 使い方次第です
じゃあまた (´・ω・ )ノ
Hairmake Place 美容室プレイス
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