ヘアカラーによる髪の傷みや頭皮への負担を最小限にする為には!?
以前お客様が
「ヘアカラーってどこの美容院も同じ薬を使ってるんだと思ってた」
って言われたことがあるけど
ヘアカラー(アルカリカラー)だけでも何百ものメーカーが販売していて
多いところだと1メーカーが数種類のカラー剤を販売してるから、単純計算でも数百種類とかあるのかなぁ?
今まで考えた事なかったから、もっと多いのかもしれないけど…
そしてコストもピンキリ
安い物だと一人分百円程度で染められるような薬剤もあるからね(怖っ)
プレイスのヘアカラー剤へのこだわりは以前書いてるので見てください
薬剤はもちろん大切だけど、処理剤って呼ばれる物もすごく大切なんです
ヘアカラーはアルカリ剤を使用するので弱酸性の髪の毛はアルカリ性に傾くし
ヘアカラーの2剤で使用する過酸化水素水は残留してしまう
シャンプーだけでは弱酸性に戻すことは出来ないし
過酸化水素水を取り除く事も絶対にできない
そのために必要なのが処理剤なんだけど
ここにコストがかかるから、後処理は使わない美容院も多いんです
アルカリ性に傾いた髪の毛を弱酸性に戻すためのバッファー剤は使ってる美容院は多いけど
クエン酸なんかで作った安価な酸リンスでは過収斂を起こしてしまい意味が無いどころか髪の毛の中に悪い置き土産をつくってしまう
過酸化水素を取り除くにはカタラーゼっていう酵素が一番効果的なんだけどめちゃめちゃ高い
だけど、過酸化水素は活性酸素を作る元になるって話もあるし 髪の毛にも頭皮にも悪影響でしかない
頭皮の衰えはその下にある顔の衰えになるから女性の方は特に気をつけたほうが良いですよ
カタラーゼ (catalase) とは、過酸化水素を不均化して酸素と水に変える反応を触媒する酵素
怪我して消毒にオキシドールを使ったら泡立つでしょ?
あれも人間の体内にある酵素(カタラーゼ)の働きです
カタラーゼの働きを写真にしてみました
過酸化水素水を用意します
カタラーゼを用意
過酸化水素水にたらした瞬間泡立つ
ほんの1~2分で全体が泡立ち分解終了
これで過酸化水素水は分解されて残りはただの水になります
酵素は体内にもあるものだから悪影響もないし安全
デメリットはコストだけ
ストレートパーマ(縮毛矯正)にも過酸化水素水を使うので
最後にカタラーゼで処理をします
そうする事でストパーやカラーの持ちも良くなるんです
「カタラーゼ付けますね~」
って言わないから気がつかないでしょうけど
しっかり考えてこっそりやってるのがプレイスのヘアカラーとストレートパーマです。