40代から増える「毛先のハネ」|ストレートパーマでは直らない理由
「ストレートパーマをかけてもらったのに、片方だけハネてしまう」
このようなご相談をいただくことがあります。
ハネてしまうと、
「ストレートパーマのかかりが悪かったのでは?」
と思われがちですが、
実は、ストレートパーマのかかり自体が原因であることは
ほとんどありません。
こんにちは♪
南岩国駅すぐの美容室「プレイス」の藤原です。

自分自身がヘアカラーにアレルギーを発症したことをきっかけに
植物で染める自然派ヘアカラー(ヘナ・インディゴ)に力を入れています。
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◆ハネる原因
毛先がハネてしまう原因は、クセ毛だけではありません。
・根元の生え方
・髪の長さ
この2つが大きく関係していることも多いです。
何度かブログでも書いていますが、
日本人に多いのがいわゆる
「右ハネ問題」です。
◆右ハネ問題とは?
髪の毛は、つむじを中心に放射状に生えています。
(※下の図は上から見たイメージです)
左側は、根元が立ち上がりやすい生え方をしているのに対して、
右側は、根元がつぶれやすい向きに生えている方が多いです。

そのため、
左側は根元が自然に立ち上がり、
毛先が内側に入りやすい。

一方で、
右側は根元がつぶれやすく、
毛先が外に押し出されるようにハネてしまう。
これが「右ハネ問題」です。

◆ストレートパーマでは解決できない
そもそも、ストレートパーマや縮毛矯正は
根元に薬剤をつけて施術することができません。
毛先のハネの原因が「クセ毛」であれば、
矯正によって真っすぐに整えることはできます。
ですが、原因が根元の生え方や向きにある場合は、
縮毛矯正をかけても根本的な解決にはなりません。
むしろ、こうした状態で毛先だけを真っすぐにしてしまうと、
・動きが不自然に見える
・根元との差が強調される
・結果的にハネが目立つ
といったことも起こりやすくなります。
だからこそ必要なのは、
ストレートパーマをかけ直すことではなく、
・ハネにくい長さの設定
・根元の向きを考えたカット
・乾かし方の工夫
この3つです。
◆右ハネ問題の解決法(乾かし方)
右側がハネやすい場合は、
つぶれている右側の根元を起こすように乾かします。
(※黒い矢印の方向へドライヤーの風を当て、根元を立ち上げるイメージです)

右側の根元が立ち上がると、
毛先も自然と内側に入りやすくなります。

生え方には個人差があるため、
この方法でも収まりにくい場合は、
⇩次の画像の黒い矢印方向へ向けて風を当ててみてください。

また、お風呂から出たら
できるだけ早く乾かし始めることも大切です。
根元は体温の影響で乾きやすいので、
お風呂あがり後はなるべく早く乾かすようにしてみて下さい。
◆まとめ
片方だけハネてしまうからといって、
必ずしもストレートパーマが必要とは限りません。
右ハネ問題のように、
原因がクセ毛ではなく
根元の生え方や長さにある場合は、
ストレートパーマをかけ直しても
解決しないことがほとんどです。
大切なのは、原因をきちんと見極めたうえで、
・ハネにくい長さの設定
・根元の向きを考えたカット
・乾かし方の工夫
を行うことです。
「ストレートパーマをかける前に」
一度、今の髪の状態を見直してみてください。
ご自宅での乾かし方や、
カットで調整できるかどうかなど、
気になることがあればお気軽にご相談ください。
必要であればストレートパーマを提案しますが、
そうでない場合は無理におすすめすることはありません。
じゃあまた (´・ω・)ノ
Hairmake Place 美容室プレイス
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