ノンジアミン＝安全とは限らない理由
「ジアミンアレルギーがあって、ヘナでかぶれるようになったので、和漢彩染に変えました」
ってお話だったのですが、和漢彩染ってヘアカラー剤にはジアミンが含まれています
「ジアミンの配合量が少ないヘアカラーだったら大丈夫なんです。」とのことだったのですが
ジアミンアレルギーであれば、少量のジアミンでも反応してしまうはず…
こんにちは♪
南岩国駅すぐの美容室「プレイス」の藤原です。
カラーアレルギーの発症をきっかけに
植物で染める自然派ヘアカラー（ヘナ・インディゴ）に力を入れています。
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アレルギーは体の免疫反応なので、一度反応が起きたら次回以降はさらに少量でも発症するリスクが高まる
「今回は大丈夫だったから…」と繰り返すと、症状がどんどん重くなることも…
ジアミンアレルギーによるカラーかぶれの症状は
最初は軽いかゆみ程度から始まり、我慢して染め続けるうちにどんどん症状が酷くなっていく事がほとんどです
顔やまぶたの腫れ、呼吸困難、アナフィラキシーショックなど、重症化するケースも珍しくないので
一度アレルギーを起こした方は、ジアミンを完全に避ける必要があります。
ちなみにジアミンアレルギーを検査してくれる病院はほとんどない
カラー剤に対するパッチテストをしても、ジアミンに対する反応なのか、アルカリ剤や過酸化水素水への反応なのかは判別できません。
確実にジアミンの検査をしてくれると記載されている病院を探してみたけど
群馬県の「とも皮膚科クリニック」
東京都の「十条さくら皮膚科」
くらいしか見つけられませんでした（もちろん他にもあると思うけど、HP等に記載されている確実に検査をしてくれる病院って意味です）
なので、ジアミンアレルギーかどうかの判断って意外と難しいんです
ヘアカラー剤の中にはジアミン以外にもアレルギーを起こす成分はたくさん含まれているし
アレルギー反応ではなく、一時的な刺激性の炎症の可能性もあります。
そこで、冒頭のお話に戻りますが
「ジアミンアレルギーがあって、ヘナでかぶれるようになったので、和漢彩染に変えました」
ヘナにはジアミンは含まれません
ただの葉っぱを乾燥粉砕しただけのものなので、ジアミンは絶対に含まれていません
ただし、純粋なヘナの場合です
ヘナには”ケミカルヘナ”と呼ばれる、化学染料を配合した物も存在します
ケミカルヘナにはジアミンが含まれるものもあり、ヘナだからといって必ずしも安全なわけではありません
和漢彩染にはジアミンが含まれます
同じメーカーのノンジアミンカラーも出ているみたいですが
ジアミンの代わりに硫酸パラアミノフェノール・硫酸パラメチルアミノフェノールという化学染料が含まれています
特に硫酸パラアミノフェノールはアレルギーを起こしやすい化学染料で、ジアミンアレルギーがある方は反応する確率が高くなります。
ノンジアミンカラーだからと言って、確実に安全ではないことを覚えておいて下さい
以上のことを踏まえて考えられるのは
・昔していたヘナはジアミンの配合されたケミカルヘナだった
もしくは
・ジアミンアレルギーではない
のどちらかだと思います。
安全を選ぶか、手軽に色味を楽しみたいか
いつでもご相談ください。
じゃあまた (´・ω･ )ﾉ
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