ヘナの誤解
ヘナとは
ミソハギ科の指甲花の葉を粉末状にしたものをお湯で溶いて髪の毛を染めるヘアカラー
ヘナで染めた髪の毛は、脱色作用がないので黒髪は黒いままで白髪はオレンジ色に染まります
白髪が真っ黒に染まったり
黒髪が明るく染まるヘアカラーは ヘナではありません
白髪を暗く染めるためには、ヘナに インディゴ(ナンバンアイ)の葉を混ぜて染めるか
ヘナで染めた後にインディゴで上から染める2度染めという方法で染めるのですが
ヘナとインディゴを混ぜた1度染めで染める場合は
調合で明るい茶色から暗めの茶色程度に染まりますが真っ黒には染まりません
ヘナとインディゴの2度染めで染めた場合は
白髪は濃い茶色からほぼ黒に染まります(個人差があります)
ですが染まりあがりは緑がかった色になります
2度染めの場合は(染める前)
最初にヘナで染めるとオレンジ色になり
その上からインディゴで2度染めすると緑がかった色になります
約2日間程度かけてインディゴが発色していき、最終的にはほぼ黒に近い茶色に染まります
ヘナだけで染めたのに茶色や黒に染まる
一度染めで真っ黒に染まる
2度染めで染まり上がりが緑じゃなく黒に染まる
こういう場合は純粋なヘナではなく、科学染料を配合したケミカルヘナです
ケミカルヘナの場合はジアミンアレルギーを起こします
過酸化水素を使用するケミカルヘナの場合は髪の毛は傷み、人によっては刺激を感じます
とにかくヘナを誤解している方がまだまだ多いです
ヘナだけで染めたら黒髪は黒いまま白髪はオレンジに
インディゴを混ぜると黒髪は黒いまま白髪は茶色程度に
2度染めすると黒髪は黒いままで白髪は濃い茶色~ほぼ黒に染まりますが染めた直後は白髪は緑色に染まり約2日かけて発色していく事を覚えていてください。
自然の葉っぱの力だけで染めるのでアッシュ系やピンク系のような色身は選べないし
染まり上がりの色も個人差があるし、収穫した時期や気温室温でも少し変わってくるけど
髪の毛を傷めずに染める事ができるのはヘナとインディゴだけ
ちゃんと理解して使えばとてもすばらしいヘアカラーです。