ヘアマニキュアとカラートリートメントは同じ物!?
ジアミンアレルギーを発症してしまい白髪染めが出来なくなったので
美容師さんに相談するとヘアマニキュアを勧められた
「だけど家でするカラートリートメントと同じですよ」と言われたみたい
ヘアマニキュアとカラートリートメントは同じ物!?
こんにちは!
JR南岩国駅すぐ近くの美容院・プレイスの藤原です
植物(葉っぱ)で染める自然派ヘアカラー(ヘナ)
低アルカリ・弱酸性の縮毛矯正(ストレートパーマ)
髪の傷みを最小限に抑え美髪を提供する事を日々全力で頑張ってます!
特にクセ毛・40代以降の方はお任せください!
普段の営業でのお客様へのご説明が足りてない部分などをここに綴ってます
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結論から先に言うと違う物です
カラートリートメントやカラーシャンプーには
塩基性染料やHC染料が使われています
下の写真はカラーシャンプーの成分表ですが
HC黄4・HC青2って書いてあるのはHC染料
塩基性青75・塩基性茶16って書いてあるのは塩基性染料です
ヘアマニキュアはタール系染料と呼ばれる化学染料
黒401・赤106・青1のように表記されます
以前も書いたけど
・塩基性染料は比較的分子量が大きいので髪の毛表面付近吸着して色を付けます
・HC染料は分子量が小さめなので毛髪内部に入り込んで色を付けます
分子量は
塩基性青75=516
塩基性茶16=356
HC黄4=242
HC青2=285
色によって違うけど青色で言えばHCは塩基性の約半分の分子量です
ちなみにヘアマニキュアのタール系染料は
黒401=616
青1=792
塩基性染料はプラスイオンを持っていて
タール系染料はマイナスイオンを持ってます
健康な髪の毛はプラスイオンが多く
傷んだ髪の毛はマイナスイオンが多くなるので
塩基性染料は傷んだ髪の毛に吸着しやすく
タール系染料は健康な髪の毛に吸着しやすい
HC染料はプラスやマイナスの電荷を持たず
分子間力で毛髪内部に留まります
分子間力はイオン吸着ほどの力がないので色持ちが悪い
参考までに分子間力とは分子同士が相互作用する力
(深くは知らない)笑
って事で染料の種類も全然違うので
カラートリートメントとヘアマニキュアは
全く別物です
やっぱりヘアマニキュアの方が色持ちも良いし
白髪を染める力は塩基性染料より何倍も強い
カラートリートメントでもカラーシャンプーでも必ず裏面に成分表が書いてあるので
家にあるカラートリートメントを見てみて下さい
何が入ってるか見てみるのも面白いですよ♪
ちなみに⇩これらの化学染料の分子量をみてみると最大でも792
塩基性青75=516
塩基性茶16=356
HC黄4=242
HC青2=285
黒401=616
青1=792
アレルギーを起こしやすい物質に共通しているのは分子量が小さい事
以前説明した500ダルトンルールは
表皮は3000以下、真皮は分子量500程度までの分子量しか通さない
ちなみに健康な皮膚の話なので
加齢や肌荒れした肌はもう少し大きな分子量も通してしまいます
⇩小児科の医師が書いた塗り薬の説明にもあるように
分子量500ダルトンより大きな物質は健常な皮膚を通過しません。
しかし、500ダルトンより大きな物質も荒れて傷んだ皮膚は通過します。
ステロイド外用剤のリンデロンV軟膏は分子量が476.58ダルトンです。
500ダルトン以下ですから健常な皮膚を通過します。
しかし、プロトピック軟膏は分子量が822.03ダルトンです。
500ダルトンより大きいですから健常な皮膚を通過しません。
湿疹があり荒れて傷んだ皮膚のみを通過します。
つまり健全な肌でもほとんどの染料が真皮まで到達し、荒れた肌は全ての染料が真皮まで到達してしまいます(最大でも792)
塩基性青75=516
塩基性茶16=356
HC黄4=242
HC青2=285
黒401=616
青1=792
なのでカラートリートメントやヘアマニキュアでかぶれてしまっても全然不思議な事じゃない
⇩⇩⇩500ダルトンルールについての詳しい記事
自分で書いといて頭痛くなってきた(笑)
じゃあまた (´・ω・ )ノ
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