機械を使わないエアウェーブ！？
デジタルパーマとエアウェーブの違いは過去記事で⇩
こんにちは！
JR南岩国駅すぐ近くの美容院・プレイスの藤原です
植物（葉っぱ）で染める自然派ヘアカラー（ヘナ）
低アルカリ・弱酸性の縮毛矯正（ストレートパーマ）
髪の傷みを最小限に抑え美髪を提供する事を日々全力で頑張ってます！
特にクセ毛・４０代以降の方はお任せください！
普段の営業でのお客様へのご説明が足りてない部分などをここに綴ってます
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普通のパーマ（コールドパーマ）とエアウェーブの1番の大きな違いは
2液前の乾燥工程があるかないか
クリープと呼ばれる工程は普通のパーマでも行いますし
デジタルパーマも乾燥した状態で2液を付けます
2液前に乾燥させるとパーマがダレにくい
ダレにくいって意味が上手く伝わるかどうか分からないんだけど
普通のパーマは濡れた時にパーマがしっかり出て 乾くと弱くなってくるでしょ？
「濡れてる時は良い感じなのに乾くと弱くなる」みたいな
それをダレるって表現します
その反面 デジタルパーマは乾かしてもダレない
2液を付けた状態の時に1番パーマが強く出るので
コールドパーマ（乾燥工程なし）とデジタルパーマやエアウェーブ（乾燥工程あり）の質感が変わってくるんです
また 使う2液の種類でも変わります
パーマの2液はブロム酸と過酸化水素水の2種類
ブロム酸はゆっくりと効き反応後に残留物質が出来てしまう
過酸化水素水は反応が早く残留物質ができない
ブロム酸だと反応が遅いので濡れてる時に2液を付ける感じに近くなり
残留物で髪の毛に重さが出てしまうのでパーマのダレに繋がる
過酸化水素水だと反応も早く乾燥状態から一気に反応して
残留物もなく乾かしてもパーマがダレない
なので微シス毛には重さの出ない過酸化水素水を使用します。
ややこしい話はこれ位にして
専用の機械が無くてもエアウェーブの質感がどこまで出せるかやってみます。
今回のモデルさんは超軟毛の微シス毛
微シス毛って何？って方は過去記事を読んでみて下さい
水を付けてロッドを巻きました
普通にかけるとこんな大きなロッドじゃ絶対にかからないしダレてしまう 超微シス毛です
普通のパーマ液を付けて5分でこんな感じ
シャンプー台でパーマ液をしっかりと洗い流します
ややこしい話になるんだけど
パーマ液を洗い流したのでアルカリ剤は洗い流されてこれ以上軟化は進まない
だけど還元剤は髪の毛の中に残ってるので還元だけを進めていけます
軟化が進みすぎると髪の毛はテロテロになっちゃいます
（特に微シス毛はアルカリに弱いし
最初からアルカリを弱くすると還元が弱く結局ダレる）
乾燥すると還元も進まないので
ムシタオルで包み遠赤で温めて還元を進めます
その後タオルを取り5分程度冷やします
するとパーマ液は洗い流してるのに
洗い流す前よりもパーマが強くかかってます
洗い流す前
洗い流して温め→冷やした後
このまま2液を付ければクリープパーマなのですが
今回は自己流エアウェーブなので乾燥工程になります
最初はドライヤーで乾かしていたのですが手がだるいので
遠赤外線で乾かします
これを遠赤ガラス化と呼びます（笑）
乾燥後過酸化水素水で酸化させてロッドを外したらこんな感じ
軟毛に大きいロッドでも綺麗にかかっています
洗い流した状態
これを乾かすとダラーんとなっていくのが普通のパーマですが
乾いても濡れてる時と同じウェーブが出ています
これがエアウェーブの得意とする
濡れてる時と乾いたときの差がないウェーブです
（デジタルパーマはカールが得意）
この手のスタイルにはミルクが最適♪（宣伝）
ビフォーアフター
かけた後の濡れてる時と乾いたときのビフォーアフター
どんな道具を使うか・どんなパーマをかけるか
そんな事よりも
どう使うかが1番大切！
じゃあまた (´・ω･ )ﾉ
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