「微シス毛」・パーマやストレートが綺麗にかからない
パーマがかかり難い人って髪の毛が硬くて太いってイメージありません?
だけど、髪の毛が柔らかくて細くて 一見パーマがかかりやすそうな感じなのに
上手くかからなかったり すぐ取れたり、かかったと思えばチリチリになったり
ストレートパーマをかけても傷んでばかりで綺麗に伸びなかったり、染めてもすぐ色落ちしたり….
私の髪の毛ってなんなの!?
って方に読んで欲しい記事です
パーマをかけて髪の毛を曲げたり
ストレートパーマでクセ毛を真っ直ぐするには
髪の毛の中のたんぱく質の移動が必要なんだけど
そのたんぱく質が少なくてパーマがかからない人がいるんです。
硬くて太くてかかり難い髪とは全く別の原因なんだけど
そこを理解していないとパーマがかからなかったり、すぐ落ちたり
薬剤が効きすぎてチリチリした感じになっちゃう事もある
そんな髪質を微シス毛(ビシスモウ)と呼ぶ
髪の毛の中のたんぱく質をシスティンと言い
システィンが微量しかない髪の毛なので微シス毛
ヘアカラー(アルカリカラー)などで傷んだ髪の毛や加齢毛で痩せてきた髪の毛も
加齢や傷みでたんぱく質が減少しているので、ある意味 微シス毛
微シス毛には薬剤の力だけでパーマをかけようと思っても上手くいかない
薬剤の力に頼りすぎると、薬が効きすぎてしまい髪の傷みになるだけ
薬剤だけでなく他の力も利用する事で綺麗なカールやストレートにする事ができるんです
色々な方法があるんだけど、個々の髪質に合わせてどの方法を選ぶのかが大切
例えばデジタルパーマも効果的な場合がある
薬剤プラス熱の力が使えるからね
細くて軟毛の微シス毛に大きなカールって本当に難しいんだけど
薬剤+熱の力を利用する事で 大きくリッジのあるカールが作れる
普通のパーマ(コールドパーマ)でもいくつか方法がある
髪を濡らすとぺったんこの微シス毛
この大きさのロッドで巻いても
普通は だら~んとしたカールになってしまい、上手くかからない
かかり具合をテストしてみても、ダラーんって感じ
かといってこれ以上薬剤を効かせると傷んでチリチリになる
そんな時は、一度薬剤を綺麗に洗い流してしまい
アルカリ剤の働きを止めてしまう
その後還元だけを進めることで(難しい話なので端折ります)
こんなにプリンッ!としたカールになる
かかり上がりはこれ
乾かしてもカールはだれにくい
ストレートパーマ(縮毛矯正)でも同じ
薬剤は必要最小限のアルカリで還元を進め、水素結合の力も利用する事で
傷みも必要最小限で綺麗に伸びる
昔は薬剤と時間とロッドの大きさだけでパーマをかけてた
ストレートパーマも薬剤と時間だけだったけど
今は考え方も変わり、昔の考え方とは全然違う
上手くパーマがかからない
綺麗にストレートパーマがかからない
もしかしたら、髪質に問題があるのかもしれません
別の角度からアプローチしてみると上手くいくかもしれませんよ。