パーマでかぶれたときの対処法｜刺激性とアレルギーの違いを解説
「パーマでかぶれてしまいました…」
そんなご相談がありました。
実はこれ、ヘアカラーのかぶれとは原因も違うし、対処法もまったく別なんです。
でも、同じ“かぶれ”だから一緒だと思われがち。
もしパーマの最中や後に
「なんか頭皮がピリピリする…」
「赤くなってかゆい…」
なんて経験があるなら、今日の記事は参考になると思います。
今日は、パーマでかぶれる理由と、どうすれば防げるのかを、
一般の方にもわかりやすく説明していきます。
こんにちは♪
南岩国駅すぐの美容室「プレイス」の藤原です。
自分自身がヘアカラーにアレルギーを発症したことをきっかけに
植物で染める自然派ヘアカラー（ヘナ・インディゴ）に力を入れています。
特に40代以降の髪のお悩みに全力対応中！
普段の営業で伝えきれないことをこのブログに綴っています。
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◆パーマでかぶれる原因
ヘアカラーでかぶれる原因は、ほとんどがジアミンによるアレルギー反応です。
でもパーマの場合はちょっと違って、
「刺激性」と「アレルギー性」この2つのパターンが考えられます。
■ 刺激性（いわゆる“しみる”タイプ）
・パーマ液に含まれるアルカリの刺激、これが原因でピリピリすることがあります。
パーマ液を付けて、その場ですぐピリピりと感じるタイプのかぶれです。
■ アレルギー性（ジワジワ反応が出るタイプ）
・1剤や2剤の成分に対するアレルギー反応
時間が経ってから赤み・かゆみなどが出てくる場合は、こちらの可能性が高いです。
「刺激」なのか「アレルギー」なのかで対処方が変わるので、
自分の症状がどちら寄りなのか美容師さんに伝えてみてください。
◆刺激性の場合
アルカリによる刺激が原因の場合は、
まず おでこ・耳まわり・襟足など皮膚の薄い部分を中心に保護クリームをしっかり塗ってもらうことが大事です。
そのうえで、
pHやアルカリ度の低いパーマ液を使ってもらい、1剤の放置時間を短くすることで刺激をかなり減らせます。
「放置時間が短いとパーマがかからないんじゃ…？」
と思うかもしれませんが大丈夫です。
1剤を洗い流したあと、
髪の湿度と温度を保ったまま時間を置くことで、パーマはしっかりかかります。
いわゆる、
一昔流行った “クリープパーマ” の原理を利用する感じです。
刺激性の場合は、アレルギーとは違い、
工夫すればパーマを続けられる可能性が高いので、
まずは美容師さんに相談して対処してもらうのがおすすめです。
◆アレルギー性の場合
ヘアカラーのジアミンほど、パーマでかぶれる人は多くありません。
ですが、パーマ液の1剤・2剤どちらにもアレルギーの可能性があります。
■ 1剤のアレルギーの可能性
1剤に含まれる“還元剤”にはいろいろ種類がありますが、
なかでも システアミン という成分は 感作性（アレルギーを起こしやすい性質）が高い ことで知られています。
実際に、システアミンの使用を禁止している国もあるほどです。
「コスメパーマ」「コスメストレート」
という名前でメニューを出している美容院では、
このシステアミンを使っていることが多いので、アレルギーの人は注意が必要です。
■ 2剤のアレルギーの可能性
また２剤にも種類があり、
そのなかのひとつ「過酸化水素水」にアレルギーを起こしてしまう方もおられます
その場合は別の２剤である臭素酸（ブロム酸）を使うことで対応できることもあります。
（すべてのケースに対応できるわけではありませんが、選択肢として覚えておくと安心です。）
◆まとめ
「ちょっとくらいなら我慢しよう…」と思いがちですが、
かゆみやピリピリ感ってストレスになるし、かぶれも馬鹿にできません。
少しでも違和感があったり、
いつもと違うピリピリ・かゆみが出てきたら、
我慢せずに美容師さんに相談しましょう。
原因さえ分かれば、パーマを続ける方法もあるし、
パーマ以外で素敵に見せる選択肢だってたくさんあります。
大事なのは、無理して続けないこと。
カラーにかぶれるのに、無理して続けてしまい、
最後は頭皮から汁が流れ出てしまった僕からのアドバイスでした（苦笑）
じゃあまた (´・ω･ )ﾉ
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