トリートメントの誤解
○○オイル配合の保湿トリートメント！
アミノ酸・たんぱく質補給の極上トリートメント！
トリートメントすれば傷んだ髪の毛が健康毛に戻る
って考えてません？
トリートメントとは、治療、処理、処置などの意味 らしいけど
処理・処置という意味では 髪の毛のトリートメントに当てはまるけど
治療という言葉は当てはまらない
現代の毛髪科学では一度傷んだ髪の毛を治す（健康毛に戻す）ことは出来ないって言われてる
物を売りたいメーカーやただの美容師が言ってるんじゃなくて
３６５日髪の毛の研究ばかりしてる毛髪科学の学者の先生達の研究結果として言ってるんだから間違いない
アミノ酸・ケラチン・コラーゲンなどを髪の毛に付けても
髪の毛と同化する理由も理屈もないんだって
ここ最近、髪の毛に吸着するケラチンができたらしいけど
表面にほんの少しだけ吸着できる程度なので、補修や治療とはまだまだ程遠い
ちなみに、髪の毛にケラチンつけてもサラサラにならない
それどころかギッシギシになる
コラーゲン付けたってサラサラにならない
ネッチョネチョになる（笑）
最近は純粋なケラチンとか使わないし見ることもないけど
昔は純ケラチンとかが美容院に置いてた
超臭いし、髪に付けて乾かすとギシギシになってパリパリに固まってた
だってケラチンもコラーゲンもたんぱく質
たんぱく質がサラサラするわけないでしょ？
だけど美容院でやってる メニューのトリートメントをした後はサラッサラになるし
洗い流さないトリートメントを付けてもサラッサラになる
そんな髪の毛サラッサラは コーティングや皮膜でしか作れないんです
サラッサラになること自体は良い事なんだろうけど
皮膜やコーティングは邪魔でしかない、そのうえ髪の毛を傷める原因にもなってる！
キューティクルってあるでしょ？
キューティクルは髪の毛の水分量を調整する働きがある
下手な絵だから分かり難いけど（苦笑）
↓これが髪の毛の１本のアップだと思って下さい
キューティクルは髪の毛の表面を覆う鱗状の組織
何層かになっていて（人種差や個人差がある）体の組織でも１番疎水性（水分を持たない組織）
空気が乾燥してるとキューティクルはぴったり閉じて髪の毛の乾燥を防ぎ
湿度が高くなるとキューティクルは少し開いて水分を取り込もうとする
キューティクルが自分で考えて閉じたり開いたりしてるわけじゃなく
キューティクルの付け根だけ親水性（水に親和性を持つ）になってて
乾燥してるときは付け根の親水性の部分は小さく縮んでるからキューティクルも閉じる
湿度が上がると親水性の組織に水分が入り込んで膨張し キューティクルを押し広げる
キューティクルが開くと髪の毛の内部に水分が入り込むから
雨の日のクセ毛が酷くなる原因にもなってるんだけど
キューティクルがないと水分調整もできないし、摩擦にも耐えられないし
髪の毛の表面に穴が開いた状態になって、髪の毛の中身が流れ出てパッサパサに傷む
トリートメントで皮膜を作ると キューティクル上に膜が張るから親水性の部分が働けなくなる
そのうち皮膜内部に閉じ込められた親水性の部分が ふやけた様な状態になってボロボロと剥がれ落ちる
キューティクルは水分調整以外にも熱や摩擦から髪の毛を守る効果もあるから
キューティクルが剥がれ落ちた髪の毛はノーガード状態
キューティクルのほとんどは疎水性（水に親和性がない＝水分がない）なのでオイルが吸着する（水と油は混じらないの反対状態）
洗い流さないトリートメントで皮膜が出来る理由はこれ
システムトリートメントの皮膜と同じ、皮膜が原因でキューティクルを壊してしまう
なので 過度な皮膜は一見ツルツルして髪の毛に良さそうに思えるけど
時間が経つにつれて それが原因で髪の毛を傷めてしまう
トリートメントして数週間は良かったけど そのうちバサバサしてきた
「トリートメントが落ちたからだ！またトリートメントしなきゃ！」
トリートメントしてても以前よりも傷んできた
「私の髪の毛は傷みやすいんだ！もっとトリートメントしなきゃ！」
そして メーカーと美容院が儲かる…..（笑）
それだけじゃない
トリートメントによる皮膜はパーマヤカラーにも悪影響を及ぼすんです
長くなったから 続きは次回
Hairmake Place 美容室プレイス
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