毎日髪を結ぶあなたへ、少し気をつけたい髪と頭皮の話
「毎日髪の毛を結ぶんだけど、髪の毛によくないですよね?」
こんな質問がありました。
結論から先に言うと、「良いことではありません」
ですが、良くない理由を理解していれば避けられることも多いと思うので
今日は「髪の毛を結ぶ事でおきる悪影響について」書いてみようと思います。
こんにちは♪
南岩国駅すぐの美容室「プレイス」の藤原です。

自分自身がヘアカラーにアレルギーを発症したことをきっかけに
植物で染める自然派ヘアカラー(ヘナ・インディゴ)に力を入れています。
特に40代以降の髪のお悩みに全力対応中!
普段の営業で伝えきれないことをこのブログに綴っています。
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◆髪の毛を結ぶことで起きるトラブル
・結び癖が付く
ゴムの当たる位置にクセが付いてしまい、毛先がはねたりスタイリングが決まりにくくなります。
特に毎日同じ位置で結んでいる方は、くっきりとゴムの後が付いていることが多い。
・切れ毛の原因になる
ゴムの部分には摩擦や圧力がかかるため、髪の毛が傷つきやすくなり、
繰り返すことで、その部分の髪が切れてしまうこともあります。
金具付きのゴムや、強いテンションで結ぶスタイルは特に注意が必要です。
・頭皮環境の悪化
強く結ぶことで頭皮に物理的な刺激が加わり、炎症やかゆみ、赤み、フケ、ニキビなどの頭皮トラブルにつながることがあります。
また、湿気がこもる環境になり皮脂や汗がたまり、雑菌が繁殖しやすくなることもあります。
・血行不良・発毛サイクルの乱れ
長時間引っ張られることで頭皮の血流が滞り、毛根に影響が出てしまい、
そ髪の成長周期(ヘアサイクル)が乱れ、抜け毛や細毛の原因にも。
こうしたトラブルが積み重なると、やがて「牽引性脱毛症」という脱毛症につながることがあります。
次はその「牽引性脱毛症」について、もう少し詳しく説明していきます。
◆牽引性脱毛症(けんいんせいだつもうしょう)とは?
牽引性脱毛症とは、髪が長期間引っぱられることによって起こる脱毛症のことです。
ポニーテールやお団子、きつめの三つ編みなど、同じ場所にテンションがかかるスタイルを続けると発症しやすいといわれています。
症状はゆっくり進行するため、初めのうちは気づきにくいのですが、
・生え際の髪が薄くなる
・結んだあとに頭皮がヒリヒリする
・もみあげ部分の毛が抜けやすくなる
といったサインが出てくることがあります。
参考:牽引性脱毛症の症状と改善方法
(https://agacare.clinic/iroha/usuge/traction-alopecia-guide/)
参考:広範囲に脱毛を生じた牽引性脱毛症の1例 東京医科大学,皮膚科学教室(主任:坪井良治主任教授)
(https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.18888/hi.0000000258)
◆牽引性脱毛症はなぜ起こる?
髪が引っぱられ続けることで、毛根のまわりの皮膚(毛包)がダメージを受け、炎症が起こります。
炎症が慢性化すると毛包の組織が硬くなり、髪が生えにくい状態になってしまうんです。
初期の段階で結ぶスタイルを変えれば回復しますが、長く続くと元に戻りにくくなることもあります。
◆ 防ぎ方
牽引性脱毛症を防ぐためには、とにかく「同じ場所に負担をかけない」ことが大切です。
* 結ぶ位置を毎回変える(高め・低め・左右などローテーション)
* ゆるく結ぶ(ほどけない程度に
* シュシュなど、やわらかい素材のゴムを使う
* できるだけ結ぶ時間を短くして頭皮を休ませる
* 頭皮をマッサージして血行を促す
また、頭皮が赤い・かゆい・抜け毛が増えたなどの変化があれば、早めに皮膚科の受診をおすすめします。
放っておくと慢性的な脱毛につながることもあるため、早めの対策がポイントです。
◆ まとめ
家事や仕事柄、結ばなければいけないことも多いので仕方がないことなのですが、
「毎日の積み重ね」が髪や頭皮に小さなストレスを与えているのは事実です。
強く結ばない、位置を変える・休ませる・頭皮をいたわる
そんなちょっとした意識が、髪の健康を守るいちばんのケアになります。
髪も頭皮も「毎日の習慣」で必ず変わります。
無理せず続けられる範囲で、あなたに合った方法を見つけてみてください。
疑問質問があれば、いつでもご相談ください♪
じゃあまた (´・ω・)ノ
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