髪のうねり、実は“老化”が原因かも!? クセ毛との違いを美容師が解説
「年齢と共にクセ毛が酷くなってきた…」
こんな相談をよく受けます
実はこれ、“髪質が変わった”というよりも髪の毛や頭皮の変化が関係してることが多いんです。
ほとんどの人は年齢と共に髪のうねりが強くなっていくものなんですが、
それは単に「クセ毛が増えた」わけじゃないんです!
こんにちは♪
南岩国駅すぐの美容室「プレイス」の藤原です。

自分自身がヘアカラーにアレルギーを発症したことをきっかけに
植物で染める自然派ヘアカラー(ヘナ・インディゴ)に力を入れています。
特に40代以降の髪のお悩みに全力対応中!
普段の営業で伝えきれないことをこのブログに綴っています。
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◆原因は、頭皮のたるみとカルボニル化
カルボニル化とは、「髪や頭皮が酸化してサビつく」ような現象のこと。
顔と頭皮は一枚の皮でつながっているので、
顔が少したるんできたな…と感じるころ、実は頭皮も同じようにたるんでいます。
頭皮がたるむと、毛穴の形がまん丸→楕円形にゆがんでしまい、
そのゆがんだ毛穴から髪が生えると、根元からうねった髪になるんです。
3年くらい前に、中野製薬が関西大学と連携し、
加齢などによる後天的な「うねり毛(クセ毛)」の発生要因を解明
「第32回 国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)学術大会2022ロンドン」で研究成果を発表しています。
その研究結果↓↓↓
重要な部分を抜き出すと
・毛髪のうねり(クセ)は先天的なものだけでなく、加齢などの後天的な要因によっても生じると考えられている。
・研究結果では加齢等の後天的な要因で、複数の毛母細胞が融合し、一つの毛包と毛髪を形成していることがわかった。
・これらの変化は加齢に伴う頭皮・毛包周囲の環境変化が背景にあると推察されている。
要は、「加齢により毛母細胞や頭皮の変化によりうねりが生じる」ってことを研究したものです
頭皮の変化がうねりになるってのは、よく知られている話ですが、
実は、“カルボニル化”という現象も髪の毛のうねりに関係してきます。
◆カルボニル化とは?
髪の毛や頭皮には「カルボニル化」という現象が起こります
30代をピークに髪の毛のハリ・ツヤ・コシ・水分量・タンパク質は減少していきます
また、年齢と共に女性ホルモン(エストロゲン)の減少が起き、髪の艶にも影響が出てきます
エストロゲンは髪の成長期を維持し、退行期や休止期への移行を抑制する働きがあります
加齢とともにエストロゲンが減少すると成長期の髪が減り、抜け毛や薄毛が増加。
結果的に髪全体が細く、少なくなります。
エストロゲンは毛母細胞を活性化し、健康で太い髪を育てるのに重要な働きをしているので
減少すると髪が細く柔らかくなり、ハリやコシ、艶が失われやすくなります。
また、ホルモンバランスの変化により、抜け毛や薄毛が進行しやすくなります
特に更年期以降はこの傾向が顕著です。
「エストロゲン」とは、「女性ホルモン」のひとつで、思春期から分泌量が増加します
20代半ば~30代前半に分泌量のピークを迎え、その後40歳ごろから徐々に減少
特に40代後半から50代前半の更年期にかけて急激に減少し、50歳前後を境にほとんど分泌されなくなります。
カルボニル化についてはこちらを読んでみてください👇
カルボニル化というのは、簡単に言うと
髪や頭皮のタンパク質が酸化して劣化する現象のこと。
活性酸素が大きく関係し、紫外線やストレス、食生活の乱れ、酸化した皮脂などによって進み、
肌で言う「くすみ」、髪で言う「ツヤの低下・ハリコシの喪失」として現れます。
髪の毛だけじゃなく、毛穴の周りの組織にもこの“カルボニル化”が起こるため、
頭皮が硬くなったり、弾力を失ったりして毛穴がゆがみやすくなるんです。
結果として、髪の根元がねじれたり、うねりやすくなっていく…というわけです。
◆カルボニル化を防ぐには
カルボニル化が起きるような年齢になると、
白髪も増えてきて、ヘアカラーをされる方がほとんどです。
でもここで気をつけたいのが、一般的なヘアカラー剤の2剤(過酸化水素水)
これは“活性酸素”の一種で、実はこの活性酸素こそが、カルボニル化を進めてしまう原因のひとつなんです。
つまり、白髪を染めるためのカラーを続けることで、
知らないうちに頭皮や髪の「酸化(老化)」を早めてしまっている可能性もある、ということ。
◆だからこそ、ヘナをおすすめします!
カルボニル化を防ぐには、抗酸化ケアが大切です。
その点で、ヘナはとても優秀。
ヘナに含まれる「ローソン」や「ポリフェノール」には強い抗酸化作用があり、
続けていくことで頭皮環境を整え、うねりやパサつきなど、年齢による髪の変化を根本からケアしてくれます。
実際に、長くヘナを続けているお客様からは
「髪のまとまりが良くなった」「うねりが落ち着いた」
という声をよくいただきます。
もちろん白髪は染まるし、トリートメントとしても有効です。
さらに、ヘナのローソンにはもう一つの働きが!
ヘナの色素成分である「ローソン」は、油に吸着する性質を持っています。
この性質のおかげで、頭皮にこびりついた過酸化脂質(酸化した皮脂)を洗い流してくれるんです。
つまり、
ヘナは「染めながら抗酸化・頭皮デトックスができる」
という、まさに一石二鳥のヘアカラー!
◆まとめ
髪のうねりやパサつき、ボリュームの変化は、
実は“頭皮の酸化”から始まっていることが多いです。
ヘアカラーの色味や明るさにこだわるのも良いのですが、
年齢を重ねるほどに大切なのは、ツヤとハリのある健康な髪。
ツヤがあれば、髪はそれだけで若々しく見えます
色よりも“質感”にこだわることで、見た目の印象は大きく変わるんです。
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じゃあまた (´・ω・)ノ
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