弱酸性縮毛矯正って何?

 

弱酸性縮毛矯正(ストレートパーマ)って何なの?

 

って質問が多いのですが

 

 

 

まず、一般的なパーマ液(普通のパーマ液もストレートパーマ液も)はアルカリ性

そして髪の毛や人間の肌は弱酸性です

 

 

 

パーマもストパーもパーマ液の中に入ってる還元剤という物で髪の毛の結合を切る事で

曲げたり真っ直ぐにしたりする事ができるんだけど

 

還元剤を効率よく働かせるためには、アルカリ剤が必要なので

どうしても薬剤はアルカリ性になってたんですよね

 

 

PH7が中性で髪の毛はPH5前後の弱酸性なんだけど

一般的な縮毛矯正(ストレートパーマ)の薬剤はPH8~11のアルカリ性

その位PHの違う物を付けるとどうしても髪の毛の傷みになっちゃう

 

 

PH11とかになるとブリーチ剤みたいなものだから

長時間放置すると最終的には髪の毛は溶けちゃいます

 

 

まあ何時間も置く事は無いからそんなに心配しなくてもいいんだけど

縮毛矯正後に髪の毛がチリチリジリジリした経験のある方!

脅かすようだけど、あれは髪の毛が薬剤で溶ける一歩手前の状態です

 

 

 

 

弱酸性縮毛矯正(ストパー)ってのは昔は無かったけど

普通のパーマには何十年も前から酸性パーマがあったんですよね

どのくらいのPHだったのかは知らないけど

ベルジュバンスって今でも残ってるのかなぁ?

 

ジュバンスは酸性だけど薬剤が弱くて普通にかけてもかからないから

色々無理してかけてたので弊害も多かった

 

 

 

だけど時は進み、毛髪科学の進歩と共に酸性領域でも還元力のある薬剤ができたんです

最初に言った髪の毛の結合をきる働きの還元剤がアルカリの力を借りなくても働けるようになったって事

なので弱酸性縮毛矯正が出てきたんです

 

 

 

明るめのヘアカラーをしていて髪の毛が傷んでいたり

何度も繰り返しかけた部分などは、アルカリ剤が効きすぎてしまい

チリチリジリジリとしたビビリ毛になってしまうような場合でも

弱酸性縮毛矯正だったら使えたり

(そこまで傷んだ髪の毛にはかける事は勧めないけど)

 

 

 

 

弱酸性の髪の毛をアルカリに傾けると膨潤って作用が起こって

髪の毛は膨張し、アイロンでプレスする事で丸みを帯びてる髪の毛は

ぺったんこに潰れてしまい、仕上がりは根元はぺったんこになるけど

弱酸性だとアルカリ膨潤を起こさないから

髪の毛を潰す事も無く自然な仕上がりになる

 

 

 

 

簡単に言うと

普通の縮毛矯正(ストレートパーマ)より傷みが少なくて

傷みの酷い髪の毛にも使えて、自然な仕上がりになる

 

 

夢のようなストパーなんだけど

 

 

 

アルカリの薬剤よりはパワーが弱いので

クセの強い健康毛に無理して使っても弊害が多い

 

 

 

諸刃の剣なんです(ちょっとカッコ良さそうに書いてみた)

 

 

 

 

だけど、適切に使用すれば本当にすばらしい薬剤です

 

 

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