ヘナはブリーチで落ちる? 実験でわかった“本物と偽物”の違い
先日、初めてご来店のお客さまから
「以前ヘナをしてもらっていたんですが、その後ブリーチしたらワインレッドになったんです」
というお話を伺いました。
ヘナといっても一言では言い表せないほど種類があり、
中には化学染料が混ざった「ケミカルヘナ」も多く出回っています。
プレイスではこれまで様々なヘナを実際に試してきましたが、
本物のヘナ(ナチュラルヘナ)はブリーチで比較的抜けやすく、
ワインレッドのような色になることはありません。
こんにちは♪
南岩国駅すぐの美容室「プレイス」の藤原です。

自分自身がヘアカラーにアレルギーを発症したことをきっかけに
植物で染める自然派ヘアカラー(ヘナ・インディゴ)に力を入れています。
特に40代以降の髪のお悩みに全力対応中!
普段の営業で伝えきれないことをこのブログに綴っています。
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◆ヘナはブリーチで落とすことができる?
白髪染めや黒染めと比べると、
ヘナはブリーチで比較的簡単に落とす事ができます。
ですが、インディゴも使用していた場合は話が変わってきます。
ヘナは抜けてもインディゴの色素は非常にしつこく残ります。
つまり、ヘナが抜けて自分の髪のメラニン色素も明るくなっても、
インディゴの青味だけが残り続けます。
自分の髪の毛で何度も実験していますが、最終的に残るのはインディゴの青味、
ある意味綺麗だけど(笑)
▼その時の画像


◆脱染剤だと落とす事ができる?
脱線剤とは化学染料を抜くための薬剤ですが、
ヘナにはほとんど効果がありません。
▼左半分にブリーチ、右半分に脱染剤を使用した毛束

脱染剤は、ほとんど変化が見られませんでした。
◆なぜワインレッドになった?
純粋なヘナであればブリーチで比較的きれいに抜けるし、
純粋なインディゴであれば青味が出るだけで、ワインレッドになることはありません。
ここからは推測になりますが、
塩基性染料やHC染料はブリーチで比較的落としやすいので、
おそらく「ピクラミン酸」配合のケミカルヘナの可能性が高いのではないでしょうか?
インドでは国営の市場でヘナのランク付けをされます(7~8段階)
ランクが低く品質の悪いヘナはローソニア(色素)の量が少なく染まりが悪いんだけど
染まりが悪いと売れなくなるので、現地でこっそりとピクラミン酸などの化学染料を配合して輸出しています。
成分表には「ヘナ(ヘンナ)」以外に記載されていなかったとしても、
ピクラミン酸が配合されているヘナも流通しているので、
「安価すぎるヘナは選ばない」「信用のおける美容院で染める」ことをお勧めします
◆プレイスで取り扱っているヘナ
プレイスで使用しているヘナは、「インド産」と「国産」の2種類です。
葉に含まれるローソニア(色素)の量は、国産ヘナの方がおよそ3倍と多いため、
染まり具合や手触りの良さにも違いが出ます。
▼左・インド産・右・国産ヘナ

また、ヘナの葉の中には「葉脈」と呼ばれる部分があります。
(人間でいう血管のようなもの)

この葉脈にはローソニア色素が含まれていません。
そのため、乾燥・粉砕後にこの葉脈をどれだけ丁寧に取り除くかで、
ヘナの品質が大きく変わります。
一般的には機械で自動選別しますが、
プレイスで扱うヘナはすべて手作業で葉脈を一つ一つ取り除いています。
(当然ながら、その分コストもかかりますが…)

葉脈が残っていると、
同じ量を塗っても染まりが浅くなり、トリートメント効果も下がります。
そのため、プレイスではインド産・国産どちらのヘナも
手選別のものだけを取り扱っています。
◆まとめ
ヘナは天然由来の安全な染料ですが、
どんなヘナを使うかによって安全性も仕上がりも髪への効果もまったく違います。
見た目だけでは違いが分かりにくいからこそ、
「どんなヘナを使うか」「誰がどう扱うか」がとても大切です。
プレイスでは、実際に自分の髪で検証を重ね、
安心して使用できる“本物のヘナ”だけをお客様に提供しています。
髪にも地肌にも優しく、そしてきれいに…
ヘナの魅力を、正しい知識と確かな品質で感じていただければと思います。
どんな事でもお気軽にご相談ください♪
じゃあまた (´・ω・)ノ
Hairmake Place 美容室プレイス
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