ヘアカラーの見本通りに染まらない
「美容院のカラー見本と同じように染まった事がない」
って言われてたお客様がいらっしゃいました
カラー見本ってのはカラーチャートの事で
たくさんの色や明るさの毛束が付いてる色見本の事なんだけど
↓こんなの見たことあるでしょ?
基本あんなの当てにならないから(笑)
同じ明るさのカラー剤で染めても
髪質によって染まり上がりの明るさは全然違う
地毛の色素だって個人差が大きいから
ヘアカラーの色味だって全然変わってしまう
また、色味を選ぶときは今現在の色味と染めたい色味の強弱も考えないといけない
赤い絵の具に少しくらい黄色を入れてもあまり変わらないけど
黄色に赤が少しでも入るとすぐにオレンジになるでしょ?
グレーに赤が混じるとグレーじゃなくなるでしょ?
それに日本人の黒髪は基本赤味が強い
その辺も考えて色選びをすると失敗し難いです
それと、ヘアカラーの色味が分かりやすいようになのかどうなのか知らないけど
色味を強調しすぎてるカラーチャートも多い
絶対こんな色に染まらないでしょ!?
って思うカラーチャートがけっこう多い(苦笑)
これは美容師側の意見だけど
一度でも自分が染めてるお客様は髪質も分かってるから
「この色にして」って言われたら、髪質を加味して調合して調整してるんだけど
初めてのお客様には前例がないから正直分からない
経験や感を頼りに調整するんだけど、経験が当てはまらない事や感が外れる事だってある
それに今までのヘアカラーの履歴(前回はこの色で染めたとか、前々回はいつ頃この明るさで染めたとか)が分からないから余計に難しい
だから同じ美容院に通い続けるのが1番失敗しない方法なんですよね(ヘアカラーに限らずだけど)
ちなみに、白髪染めのカラーチャートは
白髪率30%で作ってるメーカーがほとんど
同じ明るさのヘアカラーでも、白髪が多いほど明るく
白髪が少ないほど暗く染まるからね
白髪率30%ってかなりの白髪に感じる率ですよ
この記事を読んで
「それが原因だったんだ!」
って思った人もいると思うんですよね~
分からないって方はいつでも相談に乗りますよ