薬事法って何なの?
2014年に薬事法から
「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」
っていう長ったらしい名前になったけど(笑)
美容院で使う薬剤にも薬事法が絡んでくることが多い
こんにちは! JR南岩国駅から徒歩3分の美容院・プレイスの藤原です
植物(葉っぱ)で染める自然派ヘアカラー(ヘナ)
低アルカリ・弱酸性の縮毛矯正(ストレートパーマ)
髪の傷みを最小限に抑え美髪を提供する事を日々全力で頑張ってます!
アレルギー体質・かぶれ・敏感肌・髪の傷みでお悩みの方でも
安心してご来店いただける技術と材料で
「本当の綺麗と安心」を提案します
特にクセ毛・40代以降の方はお任せ下さい!
普段の営業でのお客様へのご説明が足りてない部分などをここに綴ってます
ご質問等がございましたらお気軽にお問い合わせください
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℡0827-31-0057
例えばパーマ液
医薬部外品と化粧品に分かれる
化粧品登録のパーマ液です!
って聞くと髪にやさしくて良い物のように聞こえるでしょ?
これってどの還元剤(パーマ液の主成分)を使ってるかで医薬部外品と化粧品に分かれるんだけど
危険だから医薬部外品・安全だから化粧品ってわけじゃなく
昔からある物が医薬部外品
新しくできた物は化粧品
みたいな感じで別けただけ
細かく言えば還元剤濃度の差もあって
化粧品登録の還元剤濃度は上限がある
その分アルカリを強くしないとかからなかったりするんだけど
医薬部外品のパーマ液のアルカリ上限はPH9.6と決まりがあるのに
化粧品登録のパーマ液にはアルカリ上限がない!
しかも化粧品登録のパーマ液でよく使われる還元剤システアミン
感作性が高く海外では使用禁止になってる国もある
ちなみに感作性が高い=アレルギーを起こしやすいって事です
なのである意味
化粧品登録のパーマ液の方が危険
と言える
化粧品登録の縮毛矯正剤もたくさんあるけど
化粧品登録のパーマ・矯正剤の2剤は過酸化水素水がが使用できないのでブロム酸がセット販売になっている
過酸化水素水が使用できないのは薬事法に触れるからなんだけど
1剤で髪の毛の内部の結合を切って2剤で繋げ直すのが役目なのに
還元剤によってはブロム酸だと酸化しきれない
簡単に書くと1剤で結合切って2剤で繋ぎきれないから
パーマや矯正が終わった後も髪の毛の結合が切れっぱなし状態で家に帰る事になる
切れっぱなしだと時間の経過と共にパーマや矯正も落ち傷みになる
切れっぱなしかどうかなんて見ても分かんないのに何言ってんの?
って思うかもしれないけど
美容師ならば誰でも自分の目で確かめてみる事は出来ます
左側はGMT 右側はスピエラ
と呼ばれるどちらも化粧品登録のパーマ液です
とりあえず同じ条件でデジパーかけます
付属のブロム酸で2剤処理して洗い流すと
綺麗にかかりました
本来ならこれで終わりなのですが
2剤がちゃんと作用してあるかどうかの実験なので
何もつけずにアイロンで真っすぐにしました
2剤が作用してるんだったらパーマが落ちる事はないんだけど
アイロン後に加水6%で強力な酸化処理をし直すと、パーマが落ちたでしょ?
乾かしたらこんな感じ
特に右側はほとんどパーマが無いでしょ?
付属の2剤だと結合が繋がってないから
アイロンで真っすぐにして酸化させると真っすぐに戻るんです
こんな結合切れっぱなしで帰らされたり
かぶれやすかったり、高アルカリで肌がただれたりするのがのが
化粧品登録のパーマ剤
法律で決まってるから安心
メーカーが言うんだから大丈夫
なんて思ってたら危険です。
ちなみにGMTはプレイスでも使用してます
だけど2剤は加水の3%を使ってキッチリ繋げ直し(酸化)ます
(スピエラは3%でも酸化しきらないので一切使用しません)
一般の方には難しい話だったかもしれませんが
法律やメーカーのいう事を信じ込んで疑わない、素直で綺麗な心の美容師さんよりも
性格が悪くて疑ってかかるくらいの美容師の方が時には安全な場合もあるって事です(笑)
じゃあまた (´・ω・ )ノ
Hairmake Place 美容室プレイス
岩国市南岩国1-13-35 ℡ 0827-31-0057