美容院を開業したい!

 


 

若い美容師さんで自分の店を持ちたい!って夢をもってる人も多い

だけどどうしたらいいのか、資金繰りはどうするのか?分からない事だらけだと思う。

僕自身も実際に開業するまでは全く分からず、一時は開業の夢を諦めようと思ったこともあった。

 

 

なのでこの記事は これから美容院を開業したい!

そんな人に向けた記事です

 

 


 

 

17歳の時 美容師を目指そう! と決めた日から

いつか自分でお店を持つ事が目標だった。

 

 

 

僕が1番最初に「美容院を開業しよう!」と考えたのは23歳の時だった

23歳の地方美容師の給料じゃ貯金なんてしれてるから開業資金をどこかで借りるしかないんだけど

 

一般的なサラリーマン家庭である僕の両親は店を持つ事に対して大反対

 

 

 

初めて両親に店を出したい!って伝えた時に返ってきた言葉は

「そんなどうなるか分からない事をするよりも、定年まで今のお店で働けばいいじゃないか!」

 

美容師の世界の事なんて分かるわけないから仕方ないんだけど

サラリーマン一筋の両親は、自営や開業なんてリスクの高い事はやめろ!の一点張り

 

 

 

「応援してくれるはず」と勝手に思い込んでいた僕は 正直かなり凹んだ…

 

 

 

 

そしてそれ以来、開業時に両親に保証人になってもらう。

という選択肢が僕の中から無くなった…

 

 

 

開業する先輩たちは親の保証人はもちろん、親の家と土地を担保に入れたりもしてたから

親に頼れなくなった当時の僕には、美容院開業の夢がかなり遠くなってしまった。

 

 

 

 

30歳までに店を持てる目処が立たなかったら美容師をやめよう

と自分の中で30歳というリミットを決めてたんだけど時の流れは速く、あっという間に30歳を迎える

 

 

 

30歳リミットは常に頭の中にあった

技術的には自信があったけど、やはり問題は資金面だった

 

年利18%とかで貸してあげるって材料屋さんからの話はあったけどね(恐)

 

 

 

材料屋さんに相談しても、美容器具メーカーに相談しても

「ちゃんとした保証人がいないと無理」

って答えしか返ってこなかった

 

 

 

30歳は過ぎたけど、自分で店を持つ 夢を捨てきれず

何か良い方法はないんだろうか?と考える毎日

 

 

そして34歳の時、「南岩国駅近くに空き店舗がある」って話が舞い込んできた

 

 

 

これが最後のチャンスだ!

とにかくすぐにでも店舗を押さえないといけない!

と、資金繰りの目処も立ってないのにまずは店舗を契約した

 

それから銀行に借り入れの相談に行き

商工会議所を紹介してもらい色々と相談をしてみたけど、やっぱり保証人は必要….

 

 

 

もう店舗借りちゃったし、内外装工事の準備も着々と進んでるのにどうしよう…って時に

「美容組合から国民金融公庫に話を通してもらえる」

って話を聞き

 

 

藁にも縋るような気持で美容組合岩国支部長に会いに行き、その場で美容組合に加入

確か加入金とかなんだかんだで3万円前後かかったと思う

 

 

美容組合から国民金融公庫に借り入れの話を持っていってもらい

無事保証人も担保も無しで開業資金の融資OKが出た

当時は美容組合を通すと年利2%位だった

 

 

 

 

こうやって文字で書くと順調に進んでいったように聞こえるかもしれないけど

 

店舗は借りて、工事や器具備品の見積もりはどんどん上がってくるし工事も始まってるのに資金がどうなるか分からない状態

もしも融資がおりなかったら数百万を捨てる事になるんだから、国民金融公庫からの返事待ちをしてるときは本当に胃が痛かった

あの時、初めて不安で眠れないって経験をした(苦笑)

 

 

 

 

そんな苦労があったから、オープンに持ち込んだ時は嬉しかったなぁ

 

 

オープン当初のプレイスの内装、今と雰囲気違うでしょ?

 

 

 

だから美容院を開業したいけど、親がいなかったり反対されてたりで保証人がいなくてもなんとかなるから!

 

まず、国民金融公庫からは美容院は借り入れをしやすい

美容組合から借り入れの申請を出してもらえば、利率も低く借り入れができる

金額によるだろうけど、僕の場合は保証人無しでも借り入れができた

(県や金額によっても違うから参考までにしといてね)

 

 

だけど、店舗を決めて内外装工事やその他もろもろの見積もりを出して

「これだけかかるから、これだけ借り入れしたいです」

って話をしなきゃいけないから

 

 

借り入れOKが出たら店出そうかな?って考えは無理!

とにかくやるぞ!って決心してリスクも背負わないといけない。

 

 

それが嫌なら、全額自己資金を貯めてから始めるか

少しでも若いうちに転職してサラリーマンになる事を勧める

 

 

岩国程度の町で貸し店舗、セット面2~3面程度の店を作るとして

カット椅子やシャンプー台をリース契約にしたとしても、最低でも500万くらいはかかるんじゃないかなぁ?

もちろん最初の運転資金は別ね(最初から利益が出る保証は無いし、月々のリース代も高いよ)

 

 

自己資金があると借り入れしやすいから少しでも貯金して

今までの美容人生を見直して、しっかりと具体的な事業計画を立てておくことが大切

僕は5年で完済したけど、できるだけ短い返済計画を立てた方が良い

(負債が無くなると身も心も軽くなるよ)笑

 

 

 

 

どちらにしても 店を出す事は最終目標じゃない

出してからが本当の意味でのスタートだから頑張って!

 

 

 

 

ってここまで書いといてなんだけど

開業ってある意味賭けだね(笑)

 

 

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です